スパッタリング(スパッタと略称することが多い)を使った成膜装置です。スパッタによる成膜の特色は、基板に飛来する粒子が比較的大きなエネルギーを持っているために、密着性の高い強固な膜が作れる点にあります。一方で、アルゴンなどでプラズマを作り、これが基板に作用するため、基板表面の荒れなどが問題になる場合があります。
本装置は 2"マグネトロンカソードと基板加熱機構をそれぞれ1基搭載した小型スパッタ装置です。JISラックサイズに全ての機能を詰め込み、省スペースと使いやすさを追求しています。
また、交換室付きUHV対応タイプのスパッタ装置もございます。
到達圧力 | 3×10-4 Pa以下 |
リーク量 | 1×10-8 Pa・m3/sec以下 (Oリング透過分を除く) |
排気系 | TMP+ダイヤフラムポンプ |
真空計 | フルレンジ真空計 (コールドカソード+ピラニゲージ) |
基板ステージ | 2インチ対応ステージ |
基板加熱温度 | MAX 500℃ (オプションでMAX 800℃ にも対応可能) |
基板上下機構 | ストローク 100mm 手動操作 Oリング軸シール |
カソード | マグネトロンカソード (詳細は下記) |
ガス供給系 | MFC1系統 (Ar) 1/4 SwagelokTM 又は VCRTM 接続 |
本体架台 | キャスターアジャスター付き |
サイズ・重量 | W540×D600 H1280 (コネクター部分等を除く)、重量 約100kg |
用力 | AC200V 単相 20A プロセスガス : Ar (1/4 SwagelokTM 又は 1/4 VCRTM) 窒素ガス (パージ用) : 0.05~0.1 MPa (1/4 SwagelokTM 又は 1/4 VCRTM) |
ターゲットサイズ | 2インチ (参考写真) |
ターゲット材質 | 各種 メカニカルチャック方式 又は ボンディング方式 |
冷却方法 | 水冷式 (チラーを搭載) |
電源 | DC出力 500W 又は RF出力 300W |
規格品以外にも、特殊仕様の製作も可能です。下記よりお問い合わせください。
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